コマンド拡張で学ぶVZマクロ入門 #17

s==0(編集モード)

カーソル位置から右に同じ文字種（ct）が連続する範囲を削除する。削除した文字列は削除バッファに格納され，#u（削除文字列の復活）でカーソル位置に出力できる。

戻り値 r： 0=削除成功，-1=ファイルの末尾

ファイル末尾で実行した場合，削除する文字列がないので命令失敗となり，rに-1（通常は成功で0）を返す。

s==1(文字列入力モード)

編集モードと同じ

s==2(コマンドラインモード)

編集モードと同じ

s==3(ファイラーモード)

無効

s==4(メニュー)

• メニューのキャンセル
• メニューの戻り値として以下の値をrにセットする

戻り値rの内容

• 下位7ビット：コマンド番号17==$11
• 上位9ビット：フラグやカーソル位置
  • 最上位ビット：特殊キー入力フラグ
  • 次の7ビット：カーソル位置
  • 次の1ビット：コマンド／マクロキーフラグ
  • リードオンリーメニューでは上位オクテットに$FF

s==4(1文字入力モード)

無効

マクロによる拡張

1 \[DEL] "" #t (ct==2)?#t

1語を削除したとき語間空白類も削除するというものである。#fでの1語移動の単位になるので，重ねて空白類を削除する手間が省けることになる。