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入社して２〜３年目だから、もう１５年余り前のこと。
昼休み、職場で組合新聞を配っていました。

私　「新聞で〜す」
先輩「お、来たな、新聞少年」
私　「（怪しい節回しで）♪僕のアダナを知ってるかい♪
　　　（普通の口調に戻って）組合太郎と呼んでください」
先輩「・・・お前、いつの生まれだ？」
私　「あ、やべっ、３０歳サバを読んで入社したことがバレてしまう」
先輩「（絶句）」

この先輩は、当時、確か４０代後半の男性。
そのとき、その先輩の隣の席に座っていた３０代の女性の先輩は、元ネタがわからなかったようですが。

いや、何でこんなことを思い出したかというと、「耳より正規表現入門」を読んだからですが。
＃あぁ〜、分かる人以外にはわからないネタだなぁ

　ええーっ。これは誰でも知っているネタかと思っていましたが，そうですかもう知らない世代のほうが圧倒的に多いのですね。数十年のあいだ露出してないので，すっかり忘れられていますよね。

　彼がやっていたラーメンのCMなんて憶えていますか？

　そもそも，ドカベンの主人公の名前がどこから来ているのか知らない世代が，あの漫画の読み手だったりしたわけで…。

　その後，山本太郎なんていうベタな名前の若手俳優も，今やすっかりベテラン俳優の仲間入りしてしまい…。

　時は流れてゆくばかりなり。

　で，としきさんは，なぜ知っていたのでしょう。
　妙に古いことを知っている場合，バアちゃん子だったりするのが普通なのですが，あまり変に知っていると気味が悪いという扱いをされることがありますよね。

　うちは物心ついた時にテレビがあって，子供の時の記憶力だけはよかったらしく，リアルに実写版アトムとか月光仮面なんかを憶えていたりするのですが，これは同級生に気味悪がられます。

いやぁ、私は元々懐メロ好きでして。
中学生のとき、初めて親にねだって買ってもらったレコードが並木路子の「りんごの唄」だったりします。
おかげで、中学時代は「まるで４５歳のようだ」と盛んに言われていました。
もっとも、高校時代は「まるで４６歳のようだ」といわれていたので、私は３年で一つ年をとるらしいです。すると、現在は５０代前半、ということで。

> 　彼がやっていたラーメンのCMなんて憶えていますか？

知りません。
いつのことだろう。もしかして、私の生まれる前だったりして。

> 　で，としきさんは，なぜ知っていたのでしょう。

知っていたというか、覚えていたのは最初のワンフレーズだけだったのですよ。
きちんと覚えていれば、次のフレーズも怪しい節で口ずさんだところですが、覚えていなかったもので普通の口調に戻した、というのもあります。確か、そのときは、とっさには「新聞太郎」だったか「朝刊太郎」だったか「夕刊太郎」だったかすら思い出せなかった、という記憶があります。

> 　妙に古いことを知っている場合，バアちゃん子だったりするのが普通

バアちゃん子ではありませんでしたね。
同居はしていましたが、もっと古い、戦争中ぐらいまでの話しか聞いた記憶がありません。
その後の、戦後の歌手や歌の題名については、母親からよく聞かされましたが、歌そのものはあまり口ずさんだりはしてませんでした。

> あまり変に知っていると気味が悪いという扱いをされることがありますよね。

それはありますね。
ただ、私、高校時代に歴史研究部の部長をやったので、その後はそれを言い訳に使っています。

　あ，レコードの話，前にも聞いたことありますね。

　ラーメンなんですが，これがまたベタで朝刊太郎ならぬ「ラーメン太郎」なんですね。エースコックです。CMでは大量の湯気を出すためにものすごく高熱にしたラーメンをすすらなければならず，大変だったというようなことが姉の読んでいた雑誌に紹介されていました。

　フルコーラス歌えるかなと思ったけれど，途中から別の曲にすり替わってしまい，そうなったら最後，もう思い出せないですね。あちこちシナプスがぶちぶち切れてしまいました。