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　めざらさん、こんばんは。

> 　伝えなければ。

　日本では、ほとんど語られることなく時が過ぎ去ろうとしています。

　ちょっと話は変わりますが、
　原民喜の『夏の花』がなぜ映画化されないのかがとても不思議です。今の映
  像技術をもってすれば、可能だと思うのですが・・。凄惨すぎるからでしょ
  うか？

　「伝えなければ。」

> 　昭和12年の出征時の出来事をこと細かに記録した手帖が残っていたのです。

そういうものの集大成に近いものだと思いますが、手元に、
「暮らしの手帳　特集●戦争中の暮しの記録」
があります。ほとんどは銃後というか内地というか、本当に淡々とした多く
の人の生活の記録がつづられているだけなんですが、だからこそ、記録とし
て価値の高いものだと思っております。
これ、まだ小学校の高学年か中学生だったか覚えていませんが、そんなくら
いの時に、父親にもらったものです。うちの父親は終戦時は９歳、当時どん
な思いだったかなんてことは、死んで既に２０年になるのでわかりませんが、
自分の終戦時の年齢をちょっと越えたくらいの子供にこの本を与えるという
ところに、思いの一端がうかがえるような気がします。


もっとも、こういうことを知っているのに、いや、知れば知るほど、だから
こそ軍事力増強・相手に思いとどまらせる必要あり、みたいな抑止論者も現
れるわけでして。うちの弟がそう。
なので、知らせることは重要、というのには全く異存がありませんが、知ら
せたから状況が好転するかどうかはあまり自信なし。知らない事による平穏
よりは知った上で危険な決定をする方が理性的ではあるような気がするので
すが、う〜ん、よくわからなくなります。
 

真ん中あたりから後段はほぼ完全に同意見なんですが、私の場合、冒頭だけ
がちょっと違う。いや、異論があるというわけではなくて。

私はね、争い事は嫌いというのはありますが、信条としてまで非戦にこだわ
っているわけではありません。腕力というか筋力的に、誰と戦ってもまず勝
てない自信があるので、だから無駄なことはしたくない、というだけで。
なので、きっと、家族その他がひどい目に遭うのをなす術もなく見ているだ
けか、それが嫌なら真っ先に殺してもらうか。さすがに自ら進んで死のうと
は思わないだろうから、可能な限り逃げ回るか。

非暴力不服従って、暴力をふるえるだけの筋力のある人が口にすると説得力
があるけど、私が唱えても単なる負け惜しみにしかすぎない。
あるいはまた、右の頬を打たれたら左の頬を向けるっていうのも、私の場合、
宗教的理由からではなく、他に選択肢がないから、ということでそうなって
しまう。

えと、ちなみに、私がどのくらい体力がないかというと、小学校から高校に
かけて、１００ｍ走のタイムを測ると、私より遅い人は同学年で１％未満。
つまり私は下から１％以下のところということなわけです。