友だちとは言えない生き物もおりましてね。
モロヘイヤの項目にも書いたわけですが。
昨年くらいから,春先にフワフワした綿毛のような物体が木に取り付いていたり,暗褐色の蛾のような虫が目立つようになりました。あちこちで外来害虫として騒がれるようになって知ったのですが,中国編笠羽衣(チュウゴクアミガサハゴロモ)という亀虫目の昆虫だそうです。
日本原産の編笠羽衣は,特定の樹木しか食害しない……そもそも「害」というほどでもないのに対し,中国編笠羽衣はひどく広食性で,樹木だけでなく野菜にまで付いて樹液を吸ってしまうようです。それも,鬼灯亀虫のように幹や枝から吸うだけではなく,胡瓜の実に取り付いてチュウチュウやっていたりします。
これが,捕獲がひどく困難で,その体型由来なのか,蛾のように素早く,しかも飛ぶ方向が不定ときています。
ペットボトルの口を内側に向けて取り付けた「ウケ」状の捕獲器を作成して,胡瓜の葉にとまっているやつに試用してみると,いつまでも漏斗状捕獲空間で羽ばたいていて,本体に入っていきません。蝿の類はすぐに奥まで入って出られなくなるのに,こいつは簡単に入らないのです。
捕獲空間が広すぎるのかと思い,小さな漏斗にした2号器を作成してみましたが,やはり簡単に奥に入っていきません。
捕獲が難しければ破壊するしかあるまいと,輪ゴムで弾くようにしてみましたが,なかなか本体を破壊するまでには至らず。意外に硬い身体を持っているのでしょうか。蝿とかなら簡単にバラバラになるまで破壊できるのですがね。……はて,どうしたものか……
ヤツには、いまだ写真でしかお目にかかったことがないのですがね。
動画すら目にしたことがない。あぁ、私のアンテナの低さが推し量られてしまう。
それはさておき。
素早さはどのくらいなんですか?
ハエトリ紙でもありませんが、棒の先に粘着テープを巻きつけて、その棒にくっつける、というわけには行きませんでしょうか。
粘着テープにもいろいろ種類があって、セロハンテープ、ビニールテープ、ガムテープと様々、それぞれ粘着度合いも違うことですし。ものによっては、微妙な化学成分というか匂いによって逃げる方向にいってしまうかもしれませんが。それならそれで、支柱にそういったテープをまいて忌避剤代わりとか。逆に、ホイホイではありませんが、向こうからくっついてくれたりするとありがたいけど。
中国編笠羽衣の動きは,かなり素早いですよ。
ふわふわした見かけの幼体時は,飛べない代わりに凄い勢いでジャンプします。
蛾に擬態(笑)した成虫は,その形態のせいか……と言うか,蛾よりも素早く飛びますね。
鳥黐方式も考えたのですが,例えば捕まえようと手を伸ばすと,数センチまで接近で逃げます。
たぶん,蝿取りリボン方式の方が現実的な感じがしますが,試してみないとわかりません。
もともと瓜葉虫の駆除用に設置する予定でいたので,試してみて報告しましょう。
平面にたかっていれば,蝿叩きが最も有効ですが,枝や実にとまっているので難しい。
圧電素子でバチッと一発で効果的にやれないのかなぁ……
さて,樹液を吸う亀虫目の代表選手,鬼灯亀虫の駆除について。
用意するのは,プラスチックの塵取りと捕獲用ペットボトル製ウケ。
つるつるしたプラの塵取りを使用するというところがキモです。
あとはできるだけ乾燥した炎天下に実行すること。
まず,ピーマンなど,亀虫がびっしりと取り付いている枝の下に塵取りを差し込み,反対の手で枝の元の方から枝先に向かって亀虫を追い立てていきます。追い立てる途中で落ちて逃げようとするやつもいるので,塵取りで受け取ります。このとき,できるだけ塵取りを細かく揺らせて脚をすべらせ,逃げられないようにすることが大事です。枝先まで追い立てて一匹残らず塵取りに落とすと,彼奴らは互いにしがみつくような格好で集団になるので,そのまま容易に捕獲用ウケの中に落とせます。
慣れてくると,彼奴らが葉の裏に産み付けた黄金色に輝く卵も,軍手をはめた指先で同時にこそげ落とすということも可能です。この卵をこそげ落とすという重要な点ですが,湿っているとうまくいきません。乾燥した炎天下なら,ポロポロと効率的に塵取りに落とすことが可能になります。
炎天下塵取り法。これが今のところ最も効果的な駆除方法だと実感します。
もちろん塵取り外に落ちるのもいるでしょうから,ガムテープ鳥黐法も併用すれば効果的。
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