「Perlって何？」「インストールするとき英語ばっかりで何だか不安」・・・という人のための，Perlのインストール手順を図解にした覚書です。
まずはActiveStateのWebサイトからActivePerlをダウンロードさせてもらいます。
なお，ActiveStateのWebサイトのデザインは時々変更されるかと思いますが，基本的なボタンの名称やリンク先に変更はありません。落ち着いて説明書の手順通りにやってみましょう。
「Languages」のリストの中からActivePerlを選択してリンク先のActivePerlのダウンロードページを表示させます。
ActivePerlのダウンロードページが表示されたら，「Download」ボタンを押してリンク先の「Register」ページを表示させます。
利用者の登録ページです。必要な事項を入力して「Next」ボタンを押します。登録は強制ではありません。何も記入しなくても次へ進むことはできます。
次の「Download」ページは版別・環境別・導入方法別ActivePerlの一覧になっています。この覚書はWindows環境の初心者のためのものですので，Windowsのインストーラ付きのパッケージをダウンロードします。
ダウンロードの前に確認することがあります。Windows 9x系とWindows NTは，インストーラを実行させるプログラムが導入されていないので，別途MSIプログラムを導入しておく必要があります。Windows XPなど Windows 2000以降はMSIが初期導入されていますので，ダウンロードの項まで飛ばしてください。
この項は，Windows 9x用のInstMsiA.exeを導入するための説明です。Windows XPなど Windows 2000以降はMSIが初期導入されていますので，ダウンロードの項まで飛ばしてください。また，Windows NTは別のInstMsiW.exeというプログラムをダウンロードして導入してください。
「Windows Installer」へのリンクを選択して，インストーラをダウンロードしてください。
「保存するファイルの名前を入力してください」のダイアログが表示されます。そのまま「保存」ボタンを押してください。
保存されたInstMsiA.exe（NTはInstMsiW.exe）を実行します。
「Windows インストーラのセットアップを正しく完了しました。」のダイアログが出れば終了です。
これで，MSIパッケージを自動的に導入することができるようになりました。
MSIパッケージをダウンロードします。２種類の版のうち小さい番号の方はいわゆる安定版で，大きい番号の方が最新版です。最新版で不具合があったという話も聞かないので，最新版の方がよいでしょう。WindowsのMSIを選択してダウンロードしてください。
「保存するファイルの名前を入力してください」のダイアログが表示されます。そのまま「保存」ボタンを押してください。
ダウンロードが終了したら，ActivePerlのパッケージが保存されていることを確認してください。
保存されたパッケージを実行すると，ActivePerlのインストールが開始されます。
「ActivePerlセットアップウィザードにようこそ」の表示です。「Next」ボタンを押して次に進みます。
ActivePerlの使用に際してライセンス条項に同意するかどうかの確認です。同意しなければインストールできませんから，「I accept the terms in the License Agreement」のラジオボタンにチェックを入れ，「Next」ボタンを押して次に進みます。
ActivePerlをインストールする場所の確認です。「Location:」に示されたディレクトリ（通常はC:\Perl）に問題があれば「Browse」ボタンを押して別の場所を指定します。特別な意図（Perlを実行するにはパスが通っている必要があり，環境変数Pathに指定したディレクトリ（…と直下のBINディレクトリ）が追加されます。長い名称だと無駄に環境変数領域を費やします。そのデメリットよりも意義があればの話ですが。）がない限り，そのまま「Next」ボタンを押して次に進みます。
PPM（Programmer's Package Manager）がActiveStateのコミュニティーASPN(ActiveState Programmer Network)に個人情報を送信するかどうかの選択画面です。初心者にはまるで関係のないレベルの話になるので，チェックせずに「Next」ボタンを押します。
環境変数PathにPerlの実行ファイルがあるパスを記録することと，PerlのスクリプトをPerlに関連付けするかどうかの確認です。（独自にPerlのスクリプトを実行する特別な環境を構築しているのでなければ，この設定は必要です。）両方ともチェックを入れて「Next」ボタンを押します。
セットアップのための条件は整ったので，あとはインストールを実行するだけです。「Install」ボタンを押して，インストールを開始してください。
インストールには数分かかりますので，のんびり待ちましょう。
セットアップの完了を知らせる表示です。「Finish」ボタンを押して終了します。
「Finish」ダイアログで「Display the release notes」にチェックが入っていると，HTML版のマニュアルが表示されます。
Ｃドライブの指定した位置に，Perlのフォルダが作成されていることが確認できます。
「Finish」ボタンを押すと，Windowsを再起動するかどうかのダイアログが表示されています。他のアプリケーションを正常に終了してから，Windowsを再起動してください。再起動すると実行パスや関連付けが設定され，ActivePerlがWindowsに認識されます。
ActivePerlの導入はこれで完了です。お疲れさまでした。