行／頁ジャンプ

作者： 上村　郁夫


　VZのページ管理は意外と知られていないようです。
　「行番号の表示ON」（Dl+）かつ「表示行モード」（Dn+）で、「表示行番号のページ数」（PG）に数値を与えれば、たとえば20字×20行の原稿用紙のイメージで文章を書くことができます。これらのオプションはいずれも[SHIFT]+[f･1]の【モードメニュー】から変更できますので、お試しください。

20字×20行の原稿用紙のイメージ
　（画面）20字×20行の原稿用紙のイメージ

　句読点のぶらさげなどの禁則処理はおこなわれません。あくまで目安程度と考えてください。
　ページの割り当てが決まった文章を書くときには、印刷用の「^L」（[CTRL]+[P][L]で入力）を改頁コードと認識してくれると便利ですが、「^L」が存在するからといって、そこでページ番号が変わってくれたりはしません。バージョン1.6の開発段階で、「^L」によるページ管理か検討されたものの実現にはいたりませんでした。

　ここはやはりマクロで我慢するしかなさそうです。
　[CTRL]+[Q][J]で、VZの基本機能の「指定行番号ジャンプ」となります。

        ┌ 【行番号】 ┐
        │            │
        └──────┘

　[CTRL]+[Q][SHIFT]+[J]で、以下の１行ウィンドウが出ます。

        ┌ 【頁番号】 ┐
        │            │
        └──────┘

　ページ番号を入力すると、「^L」を検索してジャンプします。
　[CR]を空打ちすると、カーソル位置のページ番号を調べます。
(「Ｖｚマクロコレクション２」所収)
download 
======== lpage.def ======== by I.Kamimura
* M
89 ^QJ  "行／ページ番号ジャンプ"
        ?.
        (ks&1)?? { #J. }
        &g("【頁番号】")
        &s i=r, (i+1)??.
        j=1, mp[,
        ps[, ps=pa, #F "$(0C)" #m
        (i && i+2)?? {
                y=ky, #>
:A              #r (r)?? { j++, &> >A }
                #U ky=y, >C
        }
        #^ #<
:B      (i--)?? >C
        #c (r)? #_ ? { j++, &> >B }
:C      ps], mp], &d #] &>

0:      &m(" %u ページです",j)

;*
;======== End of lpage.def ========

【作者コメント】
前段と後段は別のことを書いています。このマクロは、Ｖｚのページ番号表示のON/OFF、１ページあたりの行数にかかわらず、^L(0Ch)のみを改頁とみなします。
マクロコードが読みにくい！　(i==-1)?. や (i==-2)? >ラベル のほうがよい。