ただちに検索

作者： 上村　郁夫

　VZの検索機能は、マニュアルにも書かれているように「一風変わって」います。
　[CTRL]+[Q][F]または[f･6]を押すと、まず次のような入力ウィンドウが出ます。

検索文字列入力ウィンドウ

　ここに検索したい文字列を入力して[CR]を打っても、検索は始まりません。
　ステータスライン（画面最上行）の左端の「Ｐ」が「Ｓ」に変わり、メッセージライン（画面最下行）にいま入力した文字列が表示されるだけです。

検索語を入力した直後
　（画面７−11）検索語を入力した直後

　検索を開始するには、さらに[CTRL]+[R]（ページアップ）または[CTRL]+[C]（ページダウン）を押さなくてはなりません。VZは、検索語をたどりながら画面をスクロールすることも、「ページング」の仲間とみなすわけです。

　この仕様にどうしても馴染めない人は、MI.DEFの
21 ^QF "文字列の↓検索"
22 ^QB "文字列の↑検索"
 　をお使いのことでしょう。
　キーアサインを２つ使うのはもったいない気がしませんか？　FING.DEFを使えば、１つのキーで前方／後方検索を兼用することができます。

●[f･6]……前方検索
　[f･6]を押すと、【検索文字列】の１行ウィンドウが出ます。検索語を入力して[CR]で確定すると、ただちに前方検索します。

●[f･6]２回……後方検索
　[f･6]を押すと、【検索文字列】の１行ウィンドウが出ます。そこでもう１回[f･6]を押してください。ピッと音がすればOKです。検索語を入力して[CR]で確定すると、ただちに後方検索します。

　VZの基本機能のまま検索したい場合は、[CTRL]+[Q][F]を押してください。
(「Ｖｚマクロコレクション２」所収)
download 
======== fing.def ======== by I.Kamimura
* M
80 [F06] "ただちに検索"
        (k55==cm)? &b(3)
        (s)?.
        #F
:A      &c (s)? >A
        (r)?.
        &o(#c-k)
;*
;======== End of fing.def ========